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デニム・ジーンズ用語 か行

隠しリベット ヒップポケットの補強で打ち込んである表側からは見えないリベット。1966年あたりに廃止になり、それ以後はバータックに切り替えられた。向こうの言葉で言うなら「ヒドゥン・リベット」になるのだが、Levi'sの場合は「コンシールド・リベット」という呼び方があったりする。
革新織機
(かくしんしょっき)
力織機に変わり現在使用されている織機。シャトルレス織機。60インチ幅のデニムを織る事が可能で作業効率は力織機の比ではない。織った生地は品質が常に一定なので工業製品としては優秀なのだが、ムラが無いため、色落ちの面白みが薄れた生地になってしまう。
飾りステッチ Levi'sのアーキュエットステッチや、LeeのレイジーSなどが有名。本来の目的はポケット裏補強のための当て布を縫い付ける事。現在では当て布をする事が少ないため、ただの飾りになってしまっている。商標登録してある場合が多く、その事でLーバイスとEドウィンがトラブルを起こして裁判沙汰になった事もある (L社がE社を訴えた)
カポック 吸水性や断熱性に優れていると言われる天然繊維の名称。一部のジーンズがカポック混合繊維を使用している。穿き心地はあまり変わらないらしいが値段は若干高い。
缶詰 ジーンズと全く関係無さそうなキーワードだが、アスパラガスの缶詰や、果物のシロップ漬缶詰を世界で最初に開発、販売したのはジーンズで有名なH.D.Lee社だそうな。
カンヌキ
(閂)
隠しリベットが廃止になった1966年から使われるようになった補強法。バータックという呼ばれ方もする(横一文字でバー「棒」のようだから)
生成り
(きなり)
染めたり、さらしてない糸や生地の状態を言う。生成りの糸は真っ白というよりも若干灰色がかった白になる。デニムの場合は横糸として使用している。
ギャランティ 「Every Garment Guaranteed」の事。全ての品質を保証という意味。1960年以前の501ならパッチに記載されていた。502などは現行型でも「Every Garment Guaranteed」と記載されるが、一般的に「ギャラ入り」と言う場合は、501を前提に言っている事が多い。
ギャル 若い娘の事を指す言葉。この言葉が流行るきっかけになったのは Wrangler が1973年に発売した 「ラングラー・ギャルズ」 という製品シリーズと言われている。
クロッチリベット 股下リベットの事。古いモデルにのみ存在している。ヤケドがどうのこうのという話があるが、私は現場に居た訳ではないので真実はわからない。
クロージング
(CLOTHING)
この場合は衣料品の事。会計や〆で使うクロージングとはスペルが違う。Levi'sの謳い文句に「QUALITY CLOTHING」というのがあり、これは良質の衣料品という事になる。
ケミカルウォッシュ 薬品を使ったウォッシュ加工。80年代に流行った。ブチというかマダラというか、何とも微妙な色落ちをしているのが特徴。色が抜けきって薄い水色になってしまったジーンズをこれだと思い込んでいる人が居るが、それとは全く違うものなので注意が必要。
コインポケット 右の前ポケットにくくり付けられている豆ポケットの事。懐中時計を入れるために存在するという話もありウォッチポケットとも言う。今は無くても特に困らないがジーンズにとっては大事なディティールの一つ。
コーンミルズ社 Levi's にデニム生地を納入していた業者。501の生地はここの物を使用していた(今の事は良くわからない) 工場がノースカロライナ州のグリーンズボロにある。これはLee、Wrangler(現在VFコーポレーションの傘下)と同じ地域。
合成インディゴ 1878年にドイツの科学者によって発明された。"インディゴ" は天然藍だが "合成インディゴ" は石油から作る。天然と合成の分子構造は全く同じで普通には見分けが付かないという。ジーンズが発明された当初から、染料は実は合成インディゴだったという説がある。
501®
(ごーまるいち)
1870年に原型が出来上がった世界で最初のジーンズ。名も無いズック地のズボンだったが1890年に "501®" という名前がついた。数字だけだがこれが正式名称であり Levi's の登録商標になっている。だから他所のメーカーは「絶対に商品名に使えない」 現在でも定番として販売され続けている。503 や 505 も Levi's が元祖だが、501 以外の数字は登録商標になっていないので他所が使っても法的な問題は発生しない。

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